「鬼火」「恋極道」などの監督作で知られ、アダルトビデオ作品も手がける望月六郎が1991年に一般映画監督デビューを果たした自伝的作品。
かつてピンク映画を撮っていた加山睦郎は、現在は小さなAV制作会社を経営しながら妻の千恵や幼い娘と暮らしている。刺激ばかり求められるAV業界に違和感を抱くようになっていた睦郎は、学生時代に撮影した未完の8ミリ映画を見つけたことをきっかけに、「あの頃の自分に戻ってみたい」という衝動に駆られる。睦郎はかつて憧れていた神保依子が暮らす家の裏にアパートを借り、彼女と再会を果たす。過去に抱いた夢と日々の仕事との間で揺れ動く睦郎は、10日間も会社を空けて行方がわからなくなってしまい……。
主人公・睦郎を映画監督の石川欣、妻・千恵を八神康子が演じた。2023年、デジタルレストア版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 自分の仕事や家庭の事を改めて考えさせられる作品。 本年度ベスト級。
- 望月監督の作品の中でマイベスト3に入る
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督望月六郎
- 主演石川欣