フランスの巨匠ルネ・クレールが、貧富の差が広がる社会への批判や機械化への社会風刺を込めながら、男たちの友情と恋を描いた作品。刑務所仲間のルイとエミールは脱獄を図るが、要領の良いルイだけが成功してしまう。ルイはレコードを売る露天商から蓄音機会社の社長にまで出世する。やがて刑期を終えたエミールは、ジャンヌという女性に一目ぼれするが、彼女は偶然にもルイの会社の工場で働いていた。工場でエミールとルイは再会するが……。「ルネ・クレール レトロスペクティブ」(2021年10月15日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で4Kレストア版を上映。
ネット上の声
- 観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ 約90年前の映画とは思えぬ先進性、斬新さ、完成度、いまだに色褪せぬ社会風刺とフランスらしいエスプリ。 映画を我等に!
- チャップリンの「モダン・タイムス」(1936年)に影響を与えたと言われているルネ
- 『モダンタイムス』以前にもこういう社会が描かれていたんだなあ。社会...
- モダン・タイムスは階級闘争。この映画は金欲、性欲、食欲♥
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国フランス
- 時間86分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アンリ・マルシャン