崩壊直前のソビエト、父を求め少年は走る。自由という名の楽園を目指す、魂を揺さぶるロードムービー。
舞台は崩壊が迫るソビエト連邦。13歳の少年サーシャは、特別少年院での抑圧された生活から脱走を繰り返す。目的はただ一つ、遥か遠くの刑務所にいるという一度も会ったことのない父親に会うこと。警察の追跡をかわし、貨物列車に忍び込み、荒涼とした大地をひた走る孤独な旅。その道中で出会う人々との束の間の交流が、彼の渇いた心を潤す。果たしてサーシャは、父という名の「楽園」にたどり着けるのか。少年の純粋な瞳を通して、大国の末期の姿を鮮烈に描き出す感動作。
ネット上の声
- あったことのない父親に会いに行くソビエト産ロードムービー
- ソ連/ロシアのセルゲイ・ボドロフ監督作品…初鑑賞です…
- 子どもが主人公のソ連映画は突然に劣悪な環境に放り込まれたような冷淡さがあり、剥き
- ヌーヴェル・ヴァーグをゴダールと共に牽引してきたトリュフォーの『大人は
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ソ連
- 時間75分
- 監督セルゲイ・ボドロフ
- 主演ヴォローシャ・コズイリョフ