自由を渇望するジプシーの男女が織りなす、激しくも儚い愛の叙事詩。ロシアの大平原を舞台にした、情熱と悲劇の物語。
20世紀初頭のロシア帝国、広大なベッサラビア地方。誇り高き馬泥棒のゾバルと、魔性の美しさを持つ占い師のラダ。運命的に出会った二人は、互いの魂に引かれ、燃えるような恋に落ちる。しかし、何よりも自由を重んじるジプシーの掟が、二人の愛の前に立ちはだかる。束縛を嫌うラダと、彼女を独占したいゾバルの愛は、やがて悲劇的な結末へと向かっていく。宿命に抗い、愛と自由の間で葛藤する二人が選ぶ道とは。
ネット上の声
- 『女に不自由しないはずの男が絶世の美女に熱をあげ、愛に殉ずるように自滅していく』
- 狐の皮を被って馬を盗むとか誘惑ブルブルダンスとかロマの生活の知恵が垣間見えるのが
- ソ連製西部劇それもアルドリッチ『アパッチ』みたいにマイノリティを主人公に据えた変
- ラーダが十二単みたいなスカート脱いでる間主人公が手持ち無沙汰で木の枝折ってるとこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ソ連
- 時間100分
- 監督エミーリ・ロチャヌー
- 主演スヴェトラーナ・トマ