戦後復興期の日本。日雇い労働者たちの汗と涙、そしてささやかな希望を描く、心温まる人間賛歌。
舞台は戦後の混乱が残る東京のドヤ街。日給240円でその日暮らしを生きる「ニコヨン」と呼ばれる男たち。主人公の五郎もその一人。学も金もないが、人情に厚く仲間思いの彼。ある日、行き場のない母子と出会い、面倒を見ることになる。貧しいながらも肩を寄せ合い、笑い、時には喧嘩しながら懸命に生きる人々。ささやかな幸せを掴もうとする彼らの姿を通して、本当の豊かさとは何かを問いかける人情ドラマ。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井上梅次
- 主演三国連太郎