駅の忘れ物預り所。モノと記憶が交差する場所で、青年は人々が失くした「何か」を探し始める。
舞台は、都会の喧騒から少し離れた駅の忘れ物預り所。そこで働く口数の少ない青年。彼のもとには、傘、手袋、携帯電話など、日々様々な忘れ物が届けられる。持ち主たちの「失くしたもの」に触れるうち、彼はそれぞれの品物に宿る持ち主のささやかな物語や人生の断片に思いを馳せるようになる。忘れ物を取りに来る人々とのつかの間の交流。それは、人間関係に臆病で、自らの人生を見失いかけていた青年の心を少しずつ溶かしていく。失われたモノの先に、人々が本当に探しているものは何か。そして、彼自身が見つけ出すものとは。
ネット上の声
- 探し物はなんですか 見つけにくい物ですか
- 何かあたたかいものが心に残る映画☆
- タイトルは“遺失物係”を意味し、地方の駅の落とし物預かり所で交差する人々…ベテラ
- 海外で賞を取得している作品ということで鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督三宅伸行
- 主演菅田俊