時を超え、二人の女の魂がパタゴニアの大地で共鳴する。愛と官能、そして生の探求を描く物語。
現代のスペイン。乳癌を患い、心の虚無を抱える作家のベラ。彼女は取材で訪れたアルゼンチン・パタゴニアで、一枚の古い写真に出会う。そこに写っていたのは、1930年代にその地で生きた伝説の娼婦ロラ。ベラはロラの数奇な運命に強く惹かれ、その過去を追い始める。それは、ベラ自身の封印された記憶と向き合う旅でもあった。愛に傷つき、それでも情熱的に生きた二人の女性の人生が、クジラの雄大な姿と重なり合う。過去と現在が交錯する中で、ベラが見つけ出す自らの「生」の意味とは。
ネット上の声
- 300post記念に、マイオールタイムベスト(をもし決めるとしたら)必ず入れたい
- 随分と久しぶりにスペイン・アルゼンチン製作の作品(日本未公開)を観た
- このがらんどうは、もう愛や感性で満たすことはできない
- 儚く切ないロラの人生。そして美しく。
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国アルゼンチン,スペイン
- 時間120分
- 監督ルイス・プエンソ
- 主演レオナルド・スバラーリャ