かつて「第五階級」を作ったゲルハルト・ランプレヒトの監督作品で、ギュンター・シュタペンホルストが製作したものである。原作はエリッヒ・ケストナーの有名な少年小説でその映画脚色には「女王様御命令」「人間廃業」のビリー・ワイルダーが当たった。主役を演ずるのは「ヒットラー青年」のロルフ・ヴェンクハウスと「三文オペラ」「カラマゾフの兄弟」のフリッツ・ラスプとの二人で、これを助けて古参女優のケーテ・ハーク、かつては監督だったルドルフ・ビーブラッハ、その他ハンス・シャウフス、インゲ・ランドグート、ハンス・リヒター、等の少年俳優が出演している。撮影は「ムーラン・ルージュ」「ワルツの夢」のウェルナー・ブランデスで、なおこの映画にはアラン・グレイが作曲している。
ネット上の声
- ナチス台頭直前のドイツの姿
- ドイツ時代のビリー・ワイルダーが脚本を担当したこの小品は、子供たちのコミカルな会
- ベルリンの街を少年たちが元気に駆け回る様は、何処かヌーヴェルヴァーグの作品群を思
- どうやら今作が少年の探偵冒険映画の原型であるらしい
- 製作年1931年
- 製作国ドイツ
- 時間73分
- 監督ゲルハルト・ランプレヒト
- 主演ロルフ・ヴェンクハウス