性的暴行の被害者が、なぜ「醜聞」の渦中の人物に?社会の無関心と歪んだ正義が、一組の夫婦を絶望の淵へと追い詰める衝撃作。
若く美しい夫婦、アニカと彼女の夫。幸せな日常は、アニカが暴行を受けるという残忍な事件によって突如引き裂かれる。しかし、彼女を待ち受けていたのは、同情ではなく好奇の視線と非難の声。警察の怠慢な捜査、マスコミによる扇情的な報道。被害者であるはずのアニカは、いつしか「醜聞」の主人公へと仕立て上げられていく。法も社会も味方になってくれない絶望の中、追い詰められた夫婦が下した、あまりにも過激な決断。正義とは何かを観る者に鋭く問いかける、問題提起作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国スウェーデン
- 時間---分
- 監督トーグニー・ウィックマン
- 主演ソルヴェイ・アンデーション