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映画の取材も、思想の方面も、技術方面の出来もすべて一風変わったデクラ・ビオスコープ社の作品である。原作及び監督はフリッツ・ラング氏である。俳優には馴染多い人の顔が沢山見える。「岡寺の観音」「カリガリ博士」等のリル・ダゴファー嬢、「白痴(1921)」出演のワルター・ヤンセン氏、「カラマーゾフ兄弟」「世界に鳴る女」等のベルンハルト・ゲツケ氏の三人が主役である事は先日上映の同社映画「死人島」と同じである。其の他「ドクトル・マブゼ」主演のルドルフ・クライン・ロッゲ氏も主要な一役で腕を振るっている。無声。
ネット上の声
- 死神の前でいちゃついてはいけない!
- 100年近く前の映画
- 圓朝 現る
ファンタジー
- 製作年1921年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演ベルンハルト・ゲッケ
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若い炭坑技師バウマンは旅客機の中で科学者ヘルラー博士と親しくなった。博士は愛妻ヴィルマと住んでいたが、助手のウォルフ教授が超弩級人造人間を製作し、全世界の権力を握らんとしているのを知り、実験室へ行ってそれを止め様としたが、教授は人造人間を使って博士を殺し、実験室を一歩も立出でない。バウマンは炭坑爆発で負傷し療養の休暇中、博士の未亡人ヴィルマと知り一部始終を聞き、二人は次第に恋するに至る。教授は博士の発明権を入手するため邪魔になるバウマンとヴィルマを実験室に入れ、人造人間を使って殺そうとしたが誤って自分が一命を失い、二人は危うく其の場を逃げ実験室は爆破した。バウマンは博士の意志を継ぎ人造人間を全世界に配給し、総ての危険な労働に従事せしめる。労働者は平和な生活を営みバウマンとヴィルマは結婚の式を挙げる。
- 製作年1934年
- 製作国ドイツ
- 時間90分
- 監督ハリー・ピール
- 主演ヴァルター・ヤンセン
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ヘンリック・イブセンの社会劇として有名な「野鴨」に基いてF・カールセン氏とループ・ピック氏とが書き卸した脚本により、「除夜の悲劇」と同じくループ・ピック氏が監督したものである。「プラーグの大学生(1926)」「タルチュフ」等出演のヴェルナー・クラウス氏、「マリア・マグダレナ」「タルチュフ」のルチー・ヘーフリッヒ嬢、「吹雪の夜」のマリー・ヨンソン嬢、「白痴(1921)」のワルター・ヤンセン氏、「ゴーレム」のアルバート・シュタインリュック氏、「パッション(1919)」のエドゥアルト・フォン・ヴィンターシュタイン氏、「幽魂は語る」のアグネス・シュトラウブ嬢など腕利きの人達が共演している。無声。
ヒューマンドラマ
- 製作年1926年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督ルプ・ピック
- 主演ヴァルター・ヤンセン