奈良時代、高貴な女性が魅入られたのは百年の時を超えた皇子の魂。生者と死者の魂が交わる幻想的な人形アニメーション。
時は8世紀、仏教が花開いた奈良時代。藤原氏の娘、郎女(いらつめ)は、都で見た処刑された大津皇子の幻影に心を奪われる。皇子の魂を鎮めるため、ひたすらに写経を続ける彼女。生前の皇子を知る人々との出会いを経て、郎女の想いは時空を超えていく。生者と死者の境界が曖昧になる中、彼女が辿り着く魂の救済とは。川本喜八郎が精緻な人形で描く、日本最古の悲恋物語。
ネット上の声
- 「郎女(いらつめ)が音もなく立ち去るのを気付く者は一人もなかった
- 死者の書の、本当の意味がわかりました。
- いい作品だけにもったいない
- 万葉の世界が美しかった!
人形劇、 ファンタジー、 時代劇
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督川本喜八郎
- 主演宮沢りえ