明治時代の歌舞伎界を舞台に、名家の跡取りと乳母の許されざる恋を描く、芸の道と愛に生きた二人の流転の物語。
舞台は1880年代、明治中期の東京の歌舞伎界。名門の跡取りでありながら、甘やかされて芸が未熟な若き役者・菊之助。周囲がお世辞を並べる中、ただ一人、彼の芸を率直に批判したのは乳母のお徳だった。その言葉に心を打たれた菊之助は、お徳に惹かれていく。しかし、身分違いの恋は許されず、菊之助は家を勘当され、お徳もまた家を追われることに。二人は流浪の旅役者として、貧困と苦難の中で芸を磨き、愛を貫こうとする。愛する人のためにすべてを捧げるお徳の献身と、それに応えようとする菊之助の芸の行方。
ネット上の声
- 吉田修一がこのどこに惹かれたのかはわからないけど、ザ・カブキでもあ...
- “残菊”の意味は、菊之助よりもお徳の生き様についてだったのか…
- ワンショット・ワンシーンの完成された演出技法の見応えと演出美
- この映画を観て泣かない人っているのかな?
ヒューマンドラマ
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督---
- 主演花柳章太郎