第二次大戦前夜のパリ。亡命将軍は味方か、敵か。愛する妻さえ欺く三重スパイの謎に満ちた半生を描く、心理サスペンス。
1930年代、不穏な空気が漂うパリ。ロシア革命で亡命した元白軍将軍フョードルは、ギリシャ人の妻アルシノエと穏やかに暮らしていた。しかし彼には、ソ連、ナチス、そして亡命ロシア人組織の間を渡り歩く「三重スパイ」という裏の顔があった。夫の不可解な夜の外出や謎の会合に、妻は次第に疑念と不安を募らせる。歴史の大きな渦に翻弄されながら、男は何を信じ、誰のために戦っていたのか。真実が明かされることのない、愛と裏切りの物語。
ネット上の声
- エリック・ロメール監督作品初鑑賞
- あいまいなスパイが消えるとき
- エリック・ロメール監督♡
- 確かに予習は必要かも
サスペンス
- 製作年2003年
- 製作国フランス
- 時間115分
- 監督エリック・ロメール
- 主演カテリーナ・ディダスカル