2010年に他界したフランスの巨匠エリック・ロメールが03年に発表したサスペンス。1930年代のパリで実際に起こったスパイ事件をもとに、ロシア白軍の元軍人がスパイ活動に従事する姿を当時のニュース映像や夫婦の会話劇を中心に描き出していく。ギリシャ人の妻アルシノエとともにフランスへ亡命してきたロシア帝政軍の将校フョードルは、在仏ロシア軍人協会の事務員として働いていた。やがてスペインで内戦が勃発するとフョードルの出張が多くなり、アルシノエが問いただすとフョードルは諜報活動を行っていることを密かに打ち明ける。やがて、そんなフョードルの行動に疑惑を抱く者が現れ……。
ネット上の声
- エリック・ロメール監督作品初鑑賞
- あいまいなスパイが消えるとき
- 確かに予習は必要かも
- ちょっと甘かったかな
サスペンス
- 製作年2003年
- 製作国フランス
- 時間115分
- 監督エリック・ロメール
- 主演カテリーナ・ディダスカル