-
無垢な少女を襲う、愛と裏切りの残酷な運命。サイレント映画の巨匠が描く、純真さの試練と救済の物語。
20世紀初頭のアメリカ、ニューイングランドの田舎町。純朴な娘アナは、都会の裕福な男サンダーソンに騙され、偽りの結婚式を挙げさせられる。妊娠した彼女は捨てられ、子供も失い絶望の淵に。過去を隠し、遠い村のバートレット家で働き始めたアナは、その家の誠実な息子デイヴィッドと心を通わせていく。しかし、彼女の過去を知るサンダーソンが再び現れた時、アナは吹雪の夜、家を追い出されてしまう。凍てつく川の流氷の上で繰り広げられる、彼女の運命は。
- 製作年1920年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督D・W・グリフィス
- 主演リチャード・バーセルメス
-
「ドン・Q」に続くダグラス・フェアバンクス氏主演映画で「バグダッドの盗賊(1924)」の作者エルトン・トーマス氏の原作をジャック・カニンガム氏が脚色し「シャーロック・ホームズ(1922)」等と同じくアルバート・パーカー氏が監督したものである。フェアバンクス氏の対手役は「侠勇ドン・ジュアン」「飛行郵便」等出演のビリー・ダヴ嬢が勤め、「ドン・Q」出演のドナルド・クリスプ氏、サム・ド・グラッス氏等が助演している。因みに本映画はテクニカラー・プロセスによる総天然色映画である。
アクション
- 製作年1926年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督アルバート・パーカー
- 主演ダグラス・フェアバンクス
-
「雪崩」「面影」「カルメン」等によりその名を知られているフランス映画界の監督ジャック・フェデール氏が渡米後第1回の作品で原作はジョージ・M・サヴィル氏の筆になり、脚色は「裏切者」「思い出」のハンス・クレーリー氏が当たった。主役を演ずるのは「野生の蘭」「女の秘密」のグレタ・ガルボ嬢で、助演者には「ホリウッド・レビュー」「紅い酒」のコンラッド・ネーゲル氏、「北欧の海賊」「曲線悩まし」のアンダース・ランドルフ氏、「消防隊」「紳士は金髪がお好き(1928)」のホームズ・ハーバート氏、「西部戦線異常なし」のルー・エイヤース氏その他が出演。キャメラは「野生の蘭」「女の秘密」のウィリアム・ダニエルス氏が担任である。
サスペンス
- 製作年1929年
- 製作国アメリカ
- 時間64分
- 監督ジャック・フェデー
- 主演グレタ・ガルボ
-
「ファウスト」「サンライズ」のF・W・ムルナウ氏が「サンライズ」に次いで作った氏のアメリカに於ける第二回目の監督作品である。原作は丁抹の作家ヘルマン・バング氏の小説で、ソレを「鬘」の作者ベルトールト・フィアテル氏、「タルテュフ」「サンライズ」のカール・マイヤー氏、「街の天使」「母ぞよく知る」のマリオン・オース女史、この3人が脚色した。主役を演ずるのは「第七天国(1927)」「街の天使」のジャネット・ゲイナー嬢であるが、そのほか「四人の息子(1928)」のチャールズ・モートン氏、「光明の彼岸へ」のナンシー・ドレクセル嬢、「父と子」のバリー・ノートン氏、「赤毛布恋の渦巻」のJ・ファーレル・マクドナルド氏、「水陸狂走楽」のメアリー・ダンカン嬢、アンダース・ランドルフ氏、フィリップ・デラシー君、等が出演している。キャメラは「第七天国(1927)」「街の天使」のアーネスト・パーマー氏と「ファジル」「港々に女あり」のL・ウィリアム・オコンネル氏との2人。因にこのバング氏の原作は数年前にデンマークに於いてA・W・サンベリィ氏によって映画化され「曲馬団の鬼」として我が国にも公開せられたものである。
- 製作年1928年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督F・W・ムルナウ
- 主演ジャネット・ゲイナー
-
「栄光」「港の女」と同じくラウール・ウォルシュ氏の監督作品で、「大河の奇賊」の作者チャールズ・フランシス・コー氏が自作物語を自ら脚色したものにより、ウォルシュ氏自信とアーチポールド・ブカナン氏とが撮影台本を作成した。主役は「四人の息子(1928)」「血涙の志士」主演のジューン・コアリー嬢と作者フランシス・コー氏が見出して来た新人ドン・テリー氏との二人で、これを助けて「アマゾンの紅薔薇」のアンダース・ランドルフ氏、「ニューヨークの波止場」のダスタブ・フォン・セイフェルティッツ氏、ステラ・アダムス嬢、バー・マッキントッシュ氏、等が出演している。
アクション
- 製作年1928年
- 製作国アメリカ
- 時間70分
- 監督ラオール・ウォルシュ
- 主演ジューン・コリア