1970年代初頭、映画への情熱だけを武器に時代を駆け抜けた若者たち。ほろ苦くも眩しい青春群像劇。
舞台は学生運動の熱気が冷めやらぬ1970年代初頭の東京。映画評論家を夢見る主人公のシュウ、仲間たちとミニコミ誌を発行し、映画への尽きせぬ愛と情熱を語り合う日々。ゴダール、大島渚、アメリカン・ニューシネマ。スクリーンに映し出される世界に自分たちの未来を重ね、時代の閉塞感に抗う彼ら。しかし、理想と現実のギャップ、仲間との意見の対立、そして淡い恋の行方が、彼らの友情を静かに揺さぶり始める。映画という夢を通して結ばれた若者たちの、輝きと葛藤に満ちたひと夏の記録。彼らが時代の終わりに見たものとは。
ネット上の声
- 初公開時は酷評か無視が一般的な反応で、「好きだ」とか「感動した」というのが憚られ
- 「なんで映画見るのに屁理屈こねて揉めなきゃいけないんだよ!」
- 映画評論家だった原田眞人監督の第1回作品
- 原田眞人劇場デビュー作を配信で初見
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督原田真人
- 主演川谷拓三