ボスニア紛争の傷跡が残るサラエボで、娘と生きるシングルマザーの愛と再生の物語。
舞台は、ボスニア紛争の爪痕が深く残る街、サラエボ。シングルマザーのエスマは、12歳になる娘サラの愛だけを支えに、必死に日々を生き抜いていた。ある日、サラが学校の修学旅行に参加したいと言い出す。しかし、その参加費を払う余裕はエスマにはない。父親が戦争の英雄である証明書があれば、割引が受けられる。だが、エスマは頑なにその一点を拒否。娘のために夜のクラブで働き始めるエスマ。そこで彼女は、戦争が残した自らの忌まわしい過去と、娘の出生にまつわる残酷な真実に向き合うことになる。母が娘に隠し続けた秘密。その告白を決意した時、母娘の運命が大きく動き出す。
ネット上の声
- もう20年近く前に観た作品だけれど、久しぶりに鑑賞
- ようやくジェンダー視点で描かれた旧ユーゴ
- 静けさと、残酷さと、希望と。いい作品です
- 敵憎しの感情を押し殺して生きる苦しさ…
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ドイツ,クロアチア
- 時間95分
- 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
- 主演ミリャナ・カラノヴィッチ