ベトナム戦争から脱走した米兵、異国の地で彼を待っていたのは、救いか、それとも新たな絶望か。
ベトナム戦争が激化する時代。米軍を脱走した兵士ジムは、反戦活動家の手引きで日本に密入国。匿われた先で、彼は日本の若者たちと交流し、一時の安らぎを得る。しかし、脱走兵という身分は常に彼を脅かし、言葉も文化も違う異国での生活は、次第に彼の精神を蝕んでいく。助けてくれる人々との間に生まれる不信感、そして終わりの見えない逃亡生活。戦争という巨大な暴力から逃れたはずの男が、日本という社会の中で直面する孤独と葛藤。果たして彼に安住の地はあるのか。人間の尊厳を問う衝撃作。
ネット上の声
- 勅使河原宏 監督作品
- ベトナム戦争の体験により沖縄の米軍基地から軍へ戻ることを拒否して脱走した兵士の逃
- 勅使河原はカッコ良くないオープニングが無いから武満徹と粟津潔の貢献でかすぎ
- 米軍兵士のインタビューを織り交ぜたドキュメンタリータッチの部分がある。
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督勅使河原宏
- 主演キース・サイクス