人類の歴史の裏で、常に囁き続ける悪魔の誘惑。四つの時代を通して描かれる、人間の弱さと信仰の物語。
悪魔サタンは、神から「千年の間に人間を誘惑し続けよ」という呪いをかけられる。本作は、サタンが歴史上の四つの重要な局面で人間を試す姿を描くオムニバス。イスカリオテのユダを裏切りへと導く古代エルサレム。スペインの異端審問で苦悩する修道士。フランス革命の嵐に翻弄される貴族の少女。そしてフィンランド内戦で赤軍に与する労働者。それぞれの時代で、サタンの甘い言葉に人々はどう立ち向かうのか。カール・Th・ドライヤー監督が壮大なスケールで問いかける、善と悪、そして人間の魂の行方。
ネット上の声
- 堕天使の解釈
- 四時代に渡る人間の背信行為とサタンの劫罰を描く内容であるが二作目にして160分も
- 4つの章立てのうち、後半2章のフランス革命での出来事と現在(1919年)の2つが
- サタンが地上で人間になり、誘惑して堕落させる命を受ける
ヒューマンドラマ
- 製作年1920年
- 製作国デンマーク
- 時間157分
- 監督カール・Th・ドライヤー
- 主演ヘリエ・ニッセン