作家カミュの未完の自伝的小説を映画化。父の記憶を求め、灼熱のアルジェリアを旅する男の魂の彷徨。
舞台は1950年代のアルジェリア。フランスで著名な作家となったジャックは、幼い頃に別れた父の墓を探しに故郷へ戻る。第一次世界大戦で戦死した父の記憶は、彼の中にはほとんどない。文盲の母や厳格な祖母、そして貧しかった少年時代。過去を辿る旅は、フランスからの独立戦争で揺れる祖国の現実と交錯する。父はどんな人間だったのか。自分は何者なのか。灼熱の太陽の下、自らのルーツを探す旅を通して、ジャックは自身の内なる「最初の人間」と対峙していく。
ネット上の声
- 「貧しい子ども時代」はカミュの財産だった
- たぶん、魅力的でかつ考えさせる映画です
- 誰でも「最初の人間」になれる。
- 陽光と碧い海そして異邦人
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス,イタリア,アルジェリア
- 時間105分
- 監督ジャンニ・アメリオ
- 主演ジャック・ガンブラン