地中海を巡る豪華客船を舞台に、巨匠ゴダールが描くヨーロッパの現在。断片的な映像と言葉が交錯する、思考の旅への誘い。
地中海を航行する豪華客船コスタ・コンコルディア号。様々な国籍、世代の乗客たちが交わす会話。物語は「事象」「我々のヨーロッパ」「我々の人文学」の三部で構成され、歴史的映像の引用や哲学的な問いかけがコラージュのように提示される。民主主義、正義、歴史、そして言語の限界。明確な物語を拒絶し、観る者に思考を促す映像詩。ゴダールが現代社会に突きつける、難解にして刺激的な挑戦状。
ネット上の声
- 結局蚊帳の外なんだから、勝手にしやがれ!
- ヨーロッパはどこへ?音と映像が水のように
- ソニマージュの再構築に挑む姿勢に感動!
- この映画の真意は?→「ノーコメント」
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国スイス,フランス
- 時間102分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演カトリーヌ・タンヴィエ