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「ぐるりのこと。」で数々の映画賞を受賞した橋口亮輔監督が、同作以来7年ぶりに手がけた長編監督作。橋口監督のオリジナル脚本作品で、不器用だがひたむきに日常を生きる人々の姿を、時折笑いを交えながらも繊細に描き出した。通り魔事件で妻を失い、橋梁点検の仕事をしながら裁判のために奔走するアツシ。そりがあわない姑や自分に関心のない夫との平凡な生活の中で、突如現れた男に心揺れ動く主婦・瞳子。親友への想いを胸に秘めた同性愛者で完璧主義のエリート弁護士・四ノ宮。3人はもがき苦しみながらも、人とのつながりを通し、かけがえのないものに気付いていく。主人公となる3人はオーディションで新人を選出し、橋口監督が彼らにあわせてキャラクターをあて書きした。リリー・フランキー、木野花、光石研ら実力派が脇を固める。
ネット上の声
- これなら俺でも出来ると希望が持てる映画
- さまざまな人々の思惑と交わりを描いた群像劇
- リリーさん演ずる様な人が社会を疲弊させる
- それでも人は生きていかざるを得ない。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督橋口亮輔
- 主演篠原篤
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ネイティブ・アメリカンが死者と再会するために行なっていた儀式「ゴースト・ダンス」をモチーフに描いた人間ドラマ。ある日突然、好きな人を亡くしてしまった女子高生の満。失意の底にいた彼女は、死者に会えるという踊り「ゴースト・ダンス」の集会が行われることを知り、参加を決意する。そこに集まった人々は、大切な人との再会を夢みて踊り続けるが……。「天国からのラブレター」の山口円監督が2005年に発表した長編デビュー作。
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督山口円
- 主演零
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「幼な子われらに生まれ」などの劇映画でメガホンをとってきた三島有紀子監督が初めて手がけたドキュメンタリー映画。
コロナ禍で初の緊急事態宣言が発令され、人々の暮らしが一変した2020年4月。明け方にどこからか泣き声が聞こえてきたことをきっかけに、三島監督は映画の制作を思いつく。20人の役者たちが各自撮影を行い、新型コロナウイルス流行の第一波の中で彼らが過ごした日常をとらえ、全ての出演者に共通して「明け方に女の泣き声がどこかから聞こえてくる」というシチュエーションを挿入。事前に録音した8分間におよぶ泣き声を役者たちがイヤホンで聞き、その時の感情の動きやリアクションを記録した。
松本まりかが泣き声を担当。
ネット上の声
- 三島有紀子監督がサンプリングしたコロナ禍
- 製作のクラファンにも参加させてもらって、必ず劇場で観たかった作品をやっと見られた
- コロナ禍に三島有紀子監督が夜中に聞いた泣き声をヒントに得た半分ドキュメンタリー
- ドキュメンタリーかと思いきやセミドキュメンタリー的手法の劇映画であった
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督三島有紀子
- 主演荒野哲朗
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「カメラを止めるな!」のしゅはまはるみらによって結成された自主映画ユニット「ルネシネマ」の第4弾作品。小説家の仕事場に持ち込まれた望遠鏡と、そこに映った向かいのマンションの光景をめぐり、小説家と望遠鏡を持ち込んだ男がそれぞれ抱える家族の問題が浮き彫りになっていくさまを描く。
母親から虐待を受けた少女の物語「雪月花」がベストセラーとなった小説家の朱鷺田亜美は、ひとり息子の親権をめぐって離婚調停中。ある日、彼女が仕事場にしているマンションに、夜の間だけ部屋を貸してほしいという久米山という男が現れる。興味本位で男に部屋を貸すことにした亜美。久米山は夜の間、向かいのマンションを望遠鏡で覗いているようだった。そして、その望遠鏡で覗いている向かいのマンションの一室では、幼児虐待が行われていた。
亜美役に「ルネシネマ」メンバーで映画「有り、触れた、未来」などに出演した舞木ひと美、望遠鏡を持ち込む男・久米山役にインディーズから商業作品まで多数の作品で活躍する池田良。監督も「ルネシネマ」メンバーの長谷川朋史が務めた。
ネット上の声
- どう考えても脚本の映画だし、悲劇的な自分語りをなんの躊躇いもなく長回しで撮ってい
- 全編ほぼカメラ固定の長回しにして、役者さんの演技力にかけた作品
- 最近観た日本映画のなかでもピカイチの出来だった
- 家族の物語は語られなければ存在しない
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督長谷川朋史
- 主演舞木ひと美
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食を通じて人間の秘められた欲望が暴かれていくさまを描いたオムニバスコメディ。自宅に訪れた栗田という男から妻との不倫の詳細を聞かされたデザイナーが、自身の知らなかった妻の内実を知ることとなる「納豆」、軽度のパニック障害で休職中の女性が、夕飯の麻婆豆腐の買い出しに行く途中に車で栗田という男をひいてしまう「麻婆豆腐」、既婚の身でありながら不倫相手と体だけの関係を続ける池上に、栗田と名乗る男から電話がかかってくる「背油大蒜増々」の3編から構成。各編、栗田という謎の男の登場により、登場人物たちの内なる性の衝動(セクシャル・ドライブ)が暴かれていく。「あの頃。」の芹澤興人が栗田役を演じるほか、池田良、橋本マナミ、さとうほなみ、武田梨奈、尚玄が顔をそろえる。監督は「愛の病」「オチキ」の吉田浩太。
ネット上の声
- 入場特典としてうまか棒を頂きました。「納豆欲しいんでしょ?」って手書きで書かれたシールが貼ってありました。新宿武蔵野館のスタッフのイタズラごころは最高ですね。もったいなくて、食べられません
- 「同じ匂いなんです、欲しいんでしょ?」「私、極度のマゾでして。」「まさに暴力でした。もはやだれでも良かった。」
- 性欲覚醒おじさん芹澤興人
- ゲスト女優に食を絡めて間接的なエロ表現というのはいいと思うので深夜ドラマ枠で色々
サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督吉田浩太
- 主演池田良
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「家族X」「症例X」「トーキョービッチ,アイラブユー」などで国内外から注目される新鋭・吉田光希監督が、もがき続ける人間の姿や誰もが抱く希望や葛藤、焦燥を描き、心の再生に迫った人間ドラマ。深夜の倉庫街で音楽作りをしているマサキとKのもとに、休職中の保育士アオイ、夫とすれ違いの日々を送る専業主婦のミチコ、歌うことの意義を失いかけているシンガーのアヤという3人の女性が、抑圧された日常から逃れるように集う。3人はマサキとKとの出会いによって、自分を解放していくのだが……。映画監督の山本政志がプロデュースする映画塾「シネマ☆インパクト」製作の長編映画で、第67回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に出品。
ネット上の声
- 嫌な感じの人がいっぱい
- 映画の質は高い
- 四人のそれぞれ満たされない日常から、あるきっかけでスタジオで衝突しながら音楽を作
- 様々な描写がなされていて、特に人間らしさを引き出す場面が凄く印象的で刺激がありま
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督吉田光希
- 主演池田良