2015年に106歳で他界するまで現役最高齢の映画監督として活躍したポルトガルの名匠マノエル・ド・オリベイラが、1982年に手がけた自伝的ドキュメンタリー。
ポルトガル北部の都市ポルトに1942年に建てられてから約40年間オリベイラ監督が暮らした家を舞台に、家族について、そしてオリベイラ監督自身の人生についてたどる。「アブラハム渓谷」の原作者でもあるポルトガル文学の巨匠アグスティーナ・ベッサ=ルイスがテキストを担当。
オリベイラ監督が自身の死後に発表するようことづけていたため、彼が他界した2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映された。日本では、2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にて劇場初公開。
ネット上の声
- 無人の邸宅を訪問する男女の影、オリヴェイラ自身の語り、映写機から映す幼少期の思い
- 彼の出自から透けてくるものがあるのかと、眠たさで挫折しそうになりながらもまとめた
- オリヴェイラが没後の公開を言付けた作品で、公開時には既にオリヴェイラは亡くなって
- ストローブ=ユイレやマルグリット・デュラス的趣のする、マノエル・ド・オリヴェイラ
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国ポルトガル
- 時間68分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マノエル・ド・オリヴェイラ