パリの片隅、アウシュヴィッツを生き延びた老女とアラブ人の少年。血の繋がりを超えた二人の奇妙な共同生活が紡ぐ、愛と希望の物語。
第二次世界大戦後のパリ、ベルヴィル地区。元娼婦で、アウシュヴィッツ収容所から生還したユダヤ人の老女ローザ。彼女は、娼婦たちの子供を預かることで生計を立てていた。そんな彼女のもとに、親に見捨てられた10歳のアルジェリア系アラブ人の少年モモが預けられる。境遇も宗教も違う二人。最初は反発し合いながらも、社会の片隅で寄り添うように生きるうち、次第に固い絆で結ばれていく。老いと孤独、そして死の影に怯えるローザと、彼女を必死に支えようとするモモ。二人が見つけた「これからの人生」とは。
ネット上の声
- 往年のフランス女優の佳作
- これからの者とこれまでの者
- 移民問題を扱う視点の深さと視野の温かさ、そしてシモーヌ・シニョレの名演がこころに残る
- 終始いい感じのトーンだけど、心通わせるストーリーに対して展開が早くて途中よく分か
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督モーシェ・ミズラヒ
- 主演シモーヌ・シニョレ