ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダが、子どもたちのために生涯を捧げたユダヤ系ポーランド人の教育者・児童文学者・小児科医ヤヌシュ・コルチャックの半生を映画化。
1936年、ナチスドイツの影が忍び寄るポーランド。小児科医のコルチャックは子ども向けラジオ番組のホスト役として人気を集めていたが、ある日突然、番組の打ち切りを告げられる。ユダヤ人のための孤児院を設立し、自身もユダヤ系であるコルチャックの起用を続けることを上層部が危惧したためだった。やがて第2次世界大戦が勃発すると、ワルシャワはドイツ軍に占領され、200人の子どもたちを養うコルチャックの孤児院もゲットーに移設される。死と隣り合わせの日々に耐えながらも子どもたちを守ろうと奔走するコルチャックだったが、ユダヤ人の強制収容所送りが始まり……。
主人公コルチャック役に、フランスやポーランドで活躍した俳優ボイチェフ・プショニャック。「太陽と月に背いて」などの監督として知られるアグニエシュカ・ホランドが脚本を手がけ、「パリ、テキサス」「ダウン・バイ・ロー」などのロビー・ミューラーが撮影、ポーランドを代表する作曲家ボイチェフ・キラールが音楽を担当。
ネット上の声
- ここ最近コルチャック先生についての書籍を読んでいる(特に井上文勝著『子どものため
- 映画の果たす大きな役割の一つは、この映画に登場するような異国の出来事や偉人を広く
- 「よりよい生き方に憧れる心だけしかない」
- 「カティンの森」より優先させた作品!
孤児院、 伝記、 ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ポーランド,ドイツ
- 時間118分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ヴォイチェフ・プショニャック