狂気の山賊が、奴隷商人へと変貌。19世紀ブラジルとアフリカを舞台に描かれる、人間の果てなき欲望の叙事詩。
19世紀のブラジル。荒涼とした大地で「コブラ・ヴェルデ(緑の蛇)」の異名で恐れられる、伝説の山賊フランシスコ・マノエル。その凶暴さで名を馳せるも、やがて農園主に捕らえられ、彼の娘たちを妊娠させたことで死よりも過酷な任務を命じられる。それは、アフリカへ渡り、奴隷を調達してくること。事実上の島流しであったが、コブラ・ヴェルデは生き延びるため、アフリカのダホメ王国へと向かう。しかし、そこは狂気の王が支配する地。唯一の白人として、現地部族との交渉、反乱、そして想像を絶する困難に直面しながら、彼はその狂気で王国を支配しようとさえする。彼の野望がたどり着く先は、栄光か、それとも破滅か。
ネット上の声
- 荒地のキンスキーが絵になる
- ピカレスク小説の映画化
- 「フィッツカラルド」のようなスペクタクルはなく、「アギーレ」のような狂気もなかっ
- クラウス・キンスキーの顔つき目つきはいつも通り鬼気迫るものがあるけど、それをも超
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ドイツ
- 時間113分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー