記憶と現実が交錯する、6つの箱。青年の内面世界を映し出す、実験的映像詩。
1990年代、日本の片隅。6つのビデオテープに記録された、ある青年の断片的な日常と記憶。それは、友人との他愛ない会話、街の風景、そして秘められた恋愛感情の記録。明確な物語はなく、映像はコラージュのように繋ぎ合わされる。現実と虚構、過去と現在が溶け合い、観る者の感覚を揺さぶる。これは、自己を探し求める魂の彷徨の記録か、それとも単なる映像の断片か。大木裕之監督が放つ、パーソナルで挑発的な映像体験。観る者に解釈を委ねる、唯一無二のアートフィルム。
ネット上の声
- 『ターチ・トリップ』に似ているけどこちらはもっと作為的で、数字のカウントやグリッ
- 人生で見た映像の中で1番良かった それはそうとtrain TVは人生でみたなかで
- 「ドッグ・スター・マン」と並んでマイベストメディアアートかもしれない
- 優勝も見たけど浮遊感のあるザラついた音楽、というか音がいいです
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督大木裕之
- 主演清岡恭久