瀬戸内海の小島を舞台に、時代の波に翻弄されながらも懸命に生きる家族の絆を描く、山田洋次監督の感動作。
舞台は高度経済成長期の日本、風光明媚な瀬戸内海の倉橋島。そこで石崎一家は、代々続く石船の運航で生計を立てていた。父の精一と母の民子は、二人の子供たちと共に貧しくも穏やかな日々。しかし、造船不況という時代の大きな波が、一家のささやかな幸せを容赦なく飲み込んでいく。故郷を離れ、都会へと出稼ぎに行く決断を迫られる精一。家族のため、愛する島を後にする男の葛藤と、彼を待ち続ける家族の姿。変わっていく故郷の風景と、決して変わらない家族の愛が胸を打つ、珠玉の人間ドラマ。
ネット上の声
- 広島で古い小さな石運搬船で生計を立てる家族を描いたヒューマンドラマ
- 仕事を求め故郷を離れざるを得なくなった家族の話
- 日本人が幸せになったか考えさせられる作品
- 数十年先を見通した、ドキュメンタリー
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督山田洋次
- 主演井川比佐志