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ホウ・シャオシェンのフィルモグラフィー中、自伝的作品系列から離れた異色のアイドル映画。母を亡くし警官の父とは仕事で遠く離れ、兄妹と三人で暮らす孤独な少女、シャオヤンは日本のコミック『ナイルの娘』に夢中。彼女は兄の経営するレストランで働くアーサンに想いを寄せ、コミックのヒーローと重ね合わせて夢中になるが、ある日アーサンは、ヤクザの情婦と恋に落ちてしまう…。主演は当時の人気歌手、ヤン・リン。
ネット上の声
- ケンタッキーは台湾では“肯徳基”
- ここちよい
- 少女期の夢は…
- 漠然と抱く将来への不安、途中停車時のような雰囲気を若者の主人公の感情に乗せて撮る
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国台湾
- 時間84分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演ヤン・リン
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「悲情城市」「フラワーズ・オブ・シャンハイ」などの巨匠ホウ・シャオシェンが、新世紀(ミレニアム)の台湾に生きる女性の愛の喪失と再生を描いた青春ドラマ。2人の男性の間で揺れ動く主人公の姿を彼女自身の10年後のモノローグでつづり、心の奥深くに激しい感情や欲求を抱えながら生きるひとりの女性の姿をリアルに映し出す。
2001年、台北。高校時代からの恋人ハオと同棲しているビッキーは、仕事もしないで酒やゲーム、クラブ通いに明け暮れるハオにうんざりしていた。仕方なくホステスのアルバイトを始めた彼女は、そこで出会った男性ガオのもとへ逃げ込むが、ガオは揉めごとに巻き込まれて日本へ行ってしまい……。
後に「百年恋歌」「黒衣の刺客」でもホウ・シャオシェン監督とタッグを組むスー・チーが主演を務め、「花様年華」「夏至」のリー・ピンビンが撮影を担当。2001年・第54回カンヌ国際映画祭で高等技術院賞(芸術貢献賞)、第38回台湾金馬奨で撮影賞・オリジナル作曲賞・音響賞を受賞した。2024年2月、4Kレストア版にてリバイバル公開。
ネット上の声
- 2001年の台北、ある女性の回想の物語。 若気の至りとか、ダメな男...
- 目まぐるしい台湾うらぶれて少し温かい日本
- 芸術的映像の中に見え隠れする現実の厳しさ
- ナウに挑戦。巨匠、楽勝の新境地開発
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国台湾,フランス
- 時間105分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演スー・チー
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その日暮らしの中年男ガオは弟分のピィエンとその恋人のマーホァとともに南へのバイク旅行に出発するが……。根無し草のようにさまよう男女の場当たりな生き様を、物語性の欠落した客観的映像でスケッチしていく。フィルム・ノワールを思わせる張りつめた雰囲気と南国特有のアンニュイなムードが、見る者に不思議な高揚感を抱かせる異色作。日本からの出資を得て、名匠ホウ・シャオシエン監督が肩の力を抜いて撮りあげた青春ロードムービー。
ネット上の声
- 主人公の悲哀かな
- 悲情城市や冬冬の夏休みなどで知られるホウシャオシェンの青春映画
- なんだいこの映画は
- 中間であせる男
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国台湾,日本
- 時間112分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演カオ・ジエ
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「悲情城市」「戯夢人生」に続く、ホウ・シャオシエン監督が描く“台湾現代史”3部作の完結編。舞台は現代の台北。女優であるリャンジンは、まもなくクランクインする映画「好男好女」で1940年代の抗日戦に参加した実在の女性を演じるのだが、やがて彼女は自分がヒロインと同一化していくのを感じ始めていた……。奥山和由プロデューサー率いるチーム奥山とホウ・シャオシエン電影社の共同製作による日・台合作映画。
ネット上の声
- 侯孝賢の確かな“進化”を感じる作品
- 二つの過去との直面
- 過去の死者が未来から…でもそれはフィクションで…っていう話の入れ込み方がかなり好
- 緑がかった画面の過去パートがあまりにも退屈で全部削っちゃっていいんじゃねと思うけ
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国台湾,日本
- 時間108分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演伊能静
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ネット上の声
- 台湾映画はあまり感情を爆発させるような派手な作りじゃない気がする
- キメた奴が
- 全般的に古臭いのは演出の意図なのか、それとも敢えてなのかそのあたりがよくわからな
- ナイフで滅多刺しにされたくせに全然死んでなくて、ノワール感薄れて冷めた
アクション
- 製作年2021年
- 製作国台湾
- 時間120分
- 監督チアン・ジュイチー
- 主演チェン・レンシュオ
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ネット上の声
- 韓国映画とかアウトレイジとか同じジャンルのものと比べると、芝居に重みとか迫力が無
- 画はどこをとってもカッコよく、凄く雰囲気でてるんだが、ストーリーが単調で退屈
- モンガに散っていった若者たちが生きてたらこんな結末なのかな、といった感じ
- 中国語の勉強になるかと思ったけど、殆ど聴き取れ無かった
アクション
- 製作年2018年
- 製作国台湾
- 時間126分
- 監督ヤン・チャンクオ
- 主演コリン・チョウ
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高度成長を遂げる現代台湾で、社会からとり残され、麻薬と極道の道を突き進まざるをえなくなった少年たちの悲劇を描いた青春映画。「戯夢人生」の侯孝賢の助監督出身である徐小明の監督デビュー作で、エグゼクティヴ・プロデューサーを侯孝賢が務めている。製作は侯孝賢作品でおなじみの張華坤、撮影は「クー嶺街少年殺人事件」の張惠恭、音楽はバブー、林強、呉俊霜。主演は「風櫃の少年」の顔小國と「クー嶺街少年殺人事件」の譚至剛。共演は「悲情城市」の高捷、「風櫃の少年」の張世、「戯夢人生」の李天ら。
ネット上の声
- 港町のうらぶれた風景とか、逃避行で向かった台北のせせこましい路地裏だとか、それら
- 侯孝賢の助監督の作品で、一見侯孝賢のコピーって感じなのだがこれが全然良くない
- 簡単に言えば、この映画は侯孝賢+ヤクザ…
- デジタルリマスター版を台湾盤DVDで鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国台湾
- 時間105分
- 監督シュー・シャオミン
- 主演ヤン・チャンクオ
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世紀末の台北を舞台に、悲劇的な事件に巻き込まれた青年の姿を描く。監督は映画評論家出身で、「国中女性」で監督デビューしたチェン・クォフー、脚本はクォフーと、テレビ・舞台の脚本家として活躍してきたチェン・シーチェ。製作総指揮は「戯夢人生」のホウ・シャオシエン。製作はチャン・ホアクン、企画はジャン・ホンジー。撮影はMTVを数多く手掛けてきたチャン・ターロン。編集は「クー嶺街少年殺人事件」のチェン・ボーウェン。録音はトゥ・ドゥーチー。照明はソン・ティエンシェンがそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国台湾
- 時間105分
- 監督チェン・クォフー
- 主演リン・チャン
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2018年・第19回東京フィルメックス(18年11月17~25日/有楽町朝日ホール)のコンペティション部門で上映。
- 製作年2018年
- 製作国台湾,中国,アメリカ,フランス
- 時間107分
- 監督ホー・ウィディン
- 主演リー・ホンチー