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田舎娘とパリジェンヌ、偶然の出会いから始まる四つの物語。エリック・ロメールが紡ぐ、日常の奇跡。
フランスの田舎道と芸術の都パリが舞台。画家志望で自然を愛する素朴なレネットと、理屈っぽく都会的なミラベル。偶然出会い意気投合した正反対の二人は、パリでの共同生活を開始。「青の時間」「カフェのギャルソン」など四つのエピソードを通して描かれる、二人の友情と価値観の衝突。瑞々しい会話劇の中にきらめく人生の真理。何気ない日常が愛おしくなる珠玉の連作短編。
ネット上の声
- ロメールの軽快なオムニバス
- 言葉と静寂
- を心の相棒として
- 飽きない日常。
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督エリック・ロメール
- 主演ジェシカ・フォルド
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恋の季節は秋。ワイン畑を営む未亡人が、親友の「おせっかい」から始まる、大人の恋の駆け引きを描く物語。
ローヌ渓谷でワイン園を営む40代の未亡人マガリ。彼女の幸せを願う親友イザベルは、本人に内緒で新聞に恋人募集の広告を掲載。一方、息子の恋人ロジーヌも、マガリに元恋人を紹介しようと画策。二つの善意の計画が交錯する中、マガリの前に現れる二人の男性。秋の美しい風景の中、それぞれの思惑が揺れ動く、繊細で皮肉な恋模様。大人の女性が迎える、新たな恋の予感。
ネット上の声
- 恋する素敵
- ほえええ………ついにロメール嫌々期を乗り越えた……やった………やったぞわたしは…
- 超ディープなフランス☆アルティメット☆
- 「四季の物語」シリーズ完結編
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督エリック・ロメール
- 主演マリー・リヴィエール
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夏のバカンス、ひとりぼっちのパリジェンヌ。予定の狂った旅の先で、彼女が探し求める「緑の光線」。
夏のバカンスシーズン、フランス。パリで秘書として働くデルフィーヌは、恋人と別れたばかりで夏の予定が白紙に。友人との旅行もドタキャンされ、一人取り残された彼女。行くあてもなく親戚や友人の元を転々とするも、理想のバカンスを追い求めるがゆえに空回りし、どこにも居場所を見つけられない焦燥感。そんな旅の途中で耳にした、日没の瞬間に見え、見た者の心を読むという「緑の光線」の伝説。孤独な彼女のバカンスの終わりに待つ、偶然の出会いと奇跡の光。
ネット上の声
- ライフスタイル3:「美」で幸せを探す夏
- 心を切り替えるきっかけ・・・緑の光線
- おひとりさまバカンスの過ごし方
- 繊細と自意識過剰の違いは?
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督エリック・ロメール
- 主演マリー・リヴィエール
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ベルリン、パリ、アヌシー湖。恋人の突然の死を乗り越え、残された人々が過ごす三度の夏。静かな再生の物語。
夏のベルリン。作家のロレンスは、恋人サシャの突然の死という現実に直面。悲しみを共有するのは、サシャの妹ゾエ。翌年の夏、パリ。そして、その次の夏、アヌシー湖畔。愛する人を失った喪失感を抱えながらも、時間は静かに流れ、街の風景や人々との交流が、彼らの心を少しずつ癒していく。これは、残された者たちが過ごす三度の夏を通して、悲しみから再生へと向かう姿を繊細に描いた物語。痛みを乗り越えた先に見える、新たな希望の光。
ネット上の声
- 電車やトラム、窓からの風景がいい
- 日常的、国際的、そして世界から取り残された心がやがて・・・
- 喪失感と悲しみが深く心に突き刺さる。
- ベルリンに暮らすロレンスが
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間106分
- 監督ミカエル・アース
- 主演アンデルシュ・ダニエルセン・リー
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恋人の浮気を疑い、パリの街を彷徨う青年。偶然の出会いから始まる、愛と誤解が交錯する24時間の恋愛模様。
舞台は現代のパリ。夜勤で働く青年フランソワは、恋人アンヌのアパートの前で、彼女が元恋人である飛行士と会っていたことを知る。嫉妬と疑念に駆られたフランソワは、飛行士が別の女性と歩いているのを目撃し、衝動的に二人を尾行開始。真実を突き止めようとする彼の前に、偶然居合わせた15歳の快活な少女リュシーが現れる。事情を察したリュシーは、フランソワの奇妙な追跡劇に同行。パリの街角を歩きながら交わされる二人の会話は、フランソワの心を揺さぶり、愛についての思索を深めていく。果たして、尾行の先で彼が目にする光景とは。すれ違う想いが織りなす、軽妙洒脱な恋愛劇。
ネット上の声
- タイトルがオチかな・・・?
- 「喜劇と格言劇」の始まり
- ロメール風味w
- フランスでも、わかりやすい
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督エリック・ロメール
- 主演フィリップ・マルロー