記憶を失った男の手には、過去を消す装置。奪われた自分を取り戻すため、見えない敵を追うSFミステリー。
近未来都市の路地裏で、一人の男が目を覚ます。自分の名前も過去も、全ての記憶を失っていた。唯一の手がかりは、ポケットの中に入っていた奇妙なペン型の装置「消ゴム」。それが人の記憶を消去できる恐ろしいデバイスだと知った時、彼は謎の組織から追われる身となる。自分は何者なのか。なぜ追われるのか。男は「消ゴム」を武器に、失われた自身のアイデンティティを取り戻すための孤独な逃亡と追跡を開始する。やがて明らかになるのは、彼の過去にまつわる巨大な陰謀だった。
ネット上の声
- 鉛筆で書かれた文字を消した消しカスはグレーだけど、過去とか記憶を消した消しカスは
- 映像表現の挑戦、本当に実験 身毒丸でも消しゴムの章あるけど、寺山修司はこういう妄
- 過去の記憶に広がっていく染みを消しゴムで消したいという願望を表したものなのかな
- 誰かの手に持たれた消しゴムらしきものが女の顔やら何やらを本当に消していく
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間20分
- 監督寺山修司
- 主演藤野節子