競輪に魅せられた破戒僧の破天荒な一代記。金と女と仏の道、その狭間で揺れ動く男の姿をユーモラスに描く異色の人間ドラマ。
戦後復興期の日本、活気に満ちた競輪場。仏の道に仕えるはずが、競輪の魅力に取り憑かれてしまった型破りな僧侶、春道。托鉢で得た浄財を競輪につぎ込む日々がたたり、ついに寺を追い出され、本格的に競輪の世界へ。一攫千金を夢見る彼の前には、借金、女、そして仏の教えという大きな壁。稼いでは使い、また稼ぐという自転車操業の毎日。俗世の欲望にまみれながらも、彼が追い求め続けた本当の「悟り」とは何か。その答えを探す、波乱万丈な人生のゴール。
ネット上の声
- 【社会派教訓物と見せかけて、徹底したエンタメ性が光る、煩悩まみれのギャンブル依存
- 大多数の方には支持されない映画。
- 古き悪しき(!?)昭和の象徴が競輪だ
- 西村昭五郎監督デビュー作
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督西村昭五郎
- 主演小沢昭一