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「恋恋風塵」、「悲情城市」で飄々とした名演を見せたリー・ティエンルーは、実は台湾の人間国宝的人形使いである。彼の波乱万丈の人生を、旧日本帝国による植民地時代から日本の敗戦による解放までの50年と重ね合わせ、リー自身の語りとドラマ部分によって描いていく。前作「悲情城市」を第二部とする、ホウ・シャオシェン監督の「台湾現代史三部作」の第一部に当たる作品。
ネット上の声
- 【自然は現実を無視する】
- 半生ものの描き方
- 侯孝賢鑑賞会vol.5
- この映画、現時点(2017年)では、なかなか上映されずDVD発売もされないので、
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国台湾
- 時間143分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演リー・ティエンルー
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その日暮らしの中年男ガオは弟分のピィエンとその恋人のマーホァとともに南へのバイク旅行に出発するが……。根無し草のようにさまよう男女の場当たりな生き様を、物語性の欠落した客観的映像でスケッチしていく。フィルム・ノワールを思わせる張りつめた雰囲気と南国特有のアンニュイなムードが、見る者に不思議な高揚感を抱かせる異色作。日本からの出資を得て、名匠ホウ・シャオシエン監督が肩の力を抜いて撮りあげた青春ロードムービー。
ネット上の声
- 主人公の悲哀かな
- 悲情城市や冬冬の夏休みなどで知られるホウシャオシェンの青春映画
- なんだいこの映画は
- 中間であせる男
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国台湾,日本
- 時間112分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演カオ・ジエ
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「悲情城市」「戯夢人生」に続く、ホウ・シャオシエン監督が描く“台湾現代史”3部作の完結編。舞台は現代の台北。女優であるリャンジンは、まもなくクランクインする映画「好男好女」で1940年代の抗日戦に参加した実在の女性を演じるのだが、やがて彼女は自分がヒロインと同一化していくのを感じ始めていた……。奥山和由プロデューサー率いるチーム奥山とホウ・シャオシエン電影社の共同製作による日・台合作映画。
ネット上の声
- 侯孝賢の確かな“進化”を感じる作品
- 二つの過去との直面
- 過去の死者が未来から…でもそれはフィクションで…っていう話の入れ込み方がかなり好
- 緑がかった画面の過去パートがあまりにも退屈で全部削っちゃっていいんじゃねと思うけ
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国台湾,日本
- 時間108分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演伊能静
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世紀末の台北を舞台に、悲劇的な事件に巻き込まれた青年の姿を描く。監督は映画評論家出身で、「国中女性」で監督デビューしたチェン・クォフー、脚本はクォフーと、テレビ・舞台の脚本家として活躍してきたチェン・シーチェ。製作総指揮は「戯夢人生」のホウ・シャオシエン。製作はチャン・ホアクン、企画はジャン・ホンジー。撮影はMTVを数多く手掛けてきたチャン・ターロン。編集は「クー嶺街少年殺人事件」のチェン・ボーウェン。録音はトゥ・ドゥーチー。照明はソン・ティエンシェンがそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国台湾
- 時間105分
- 監督チェン・クォフー
- 主演リン・チャン