原題は「青いランプ」、これはイギリスで警察署の軒先に掲げられるランプシェードを指し、ひい
ては警察を象徴する。その題名通り、警察官二人が日常業務をこなすセミドキュメンタリー的描
写と、家出少女とそのボーイフレンドの青年(ダーク・ボガートが演じる)らの犯罪が交錯し、それが交わる時悲劇が起こる。イギリス犯罪映画の中で社会的視点を取り続けた(イギリスの山本薩
夫というべきか)ディアデンのイーリングでの出世作。
ネット上の声
- ハリウッド映画的な娯楽性を極力抑えることで、戦後すぐのイギリスの市民の生活がリア
- ロンドン警視庁の新米警官アンディ(ジミー・ハンリー)はベテランのジョージ(ジャッ
- イギリスの警察官、公務員!って感じでお気楽に見えるがいざと言う時の結束感に感動
- おそらく『裸の街』(1948年)を意識した、セミドキュメンタリー風のポリティカル
サスペンス
- 製作年1949年
- 製作国イギリス
- 時間84分
- 監督ベイジル・ディアデン
- 主演ジャック・ワーナー