故郷を捨てた男が辿り着いた、心の彷徨。失われた時間と、忘れえぬ人々への想いが交錯する魂の旅路。
都会での成功を夢見て、故郷の小さな村を飛び出した男、修一。歳月が流れ、彼は仕事も家庭も手に入れたが、心は満たされないまま。そんな彼の元に、故郷の母が倒れたとの知らせが届く。数十年ぶりに帰った故郷は、彼の記憶の中の姿とは大きく変わっていた。幼なじみとの再会、忘れかけていた風景、そして病床の母との対話。過去から目を背けてきた修一は、自分が本当に失ったものと向き合うことになる。男が自らのルーツを見つめ直す、静かで深い人間ドラマ。
ネット上の声
- 少年と時代、風土、心の成長、
- 祭りの準備とかの脚本家が初めて監督した映画ってこともあり、良いシーンもそこそこあ
- 戦後、京都から高知・土佐に移り住んだ一家、父は家計の火の車をよそに女と同棲してい
- 封切当時けっこう高く評価された映画ではあったが、記憶に残っているのは脇で出ている
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督中島丈博
- 主演西川弘志