9.11と8.15、二つの日付が暴き出す戦後日本の歪みと、天皇制のタブーに切り込む衝撃的ドキュメンタリー。
2001年のアメリカ同時多発テロ事件「9.11」。この出来事をきっかけに、監督・大浦信行は日本の敗戦記念日「8.15」へと意識を向ける。アメリカへの追従を続ける戦後日本の姿と、その根底に横たわる天皇制という巨大なタブー。かつて物議を醸した自身の作品を織り交ぜながら、歴史の忘却に抗い、この国の「かたち」を鋭く問い直す。観る者の常識を根底から揺さぶる、あまりにも危険な問題作。
ネット上の声
- あいちトリエンナーレ騒ぎにはあまり関心がなかったし、本作監督の作品群にも何も感じ
- 今年の邦画ベスト1
- 「「私の不幸は誰のせいか」とあなたが言うとき、あなたが生きていることが、そのとき
- 日本のアングラまで行かなくても深いカルチャー界隈大集合
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間145分
- 監督大浦信行
- 主演針生一郎