全2作品。イヴリン・レイが出演した映画ランキング

「一週間、僕と暮らしてほしい」婚約者の秘密を盾に、男が仕掛けた奇妙なゲーム。歪んだ愛が交錯する密室心理劇。

ロンドンで働く若きタイピストのジャネット。彼女には将来を誓った婚約者がいる。しかしある日、彼女の上司である中年男性ホフマンが、婚約者の不正を突き止める。ホフマンはそれをネタに、ジャネットに「一週間、私のアパートで一緒に暮らすこと」という異常な要求を突きつける。婚約者を守るため、彼女は屈辱的な要求を呑む。始まった奇妙な監禁生活。支配者と被支配者であったはずの二人の関係は、密室での対話を通じて予期せぬ方向へと変化していく。一週間後、彼女が下す決断とは。

ライト・オペラのスターとして知られているイヴリン・レイと「母性」「リオ・リタ」のジョン・ボールズとが共演する映画。ルイス・ブロムフィールドの筆になる原作から「怪紳士」「新版結婚読本」のシドニー・ハワードが脚色し「激流恋をのせて」「愛欲の人魚」のジョージ・フィッツモーリスがメガフォンをとり、「怪紳士」と同じくジョージ・バーンズとグレッグ・トーランドの両人が撮影を受け持った。助演者は「悪魔が跳び出す」のリリアン・タッシュマン、「脱線泥棒」のレオン・エロール、ヒュー・キャメロン、マリアン・ロード、ライオネル・ベルモアその他である。