スイス山中にある古いホテルで育った男の少年時代の思い出を描く回想譚。監督は「デジャヴュ」のダニエル・シュミット。製作はマルセル・ホーン。脚本は、シュミット監督自身の少年時代の記憶を基に、シュミットとマルタン・シュテールが共同で執筆した。二人は「デジャヴュ」でもコンビを組んでいる。撮影はシュミットの全長編を手がけ、「五月のミル」なども撮っているレナート・ベルタ。音楽は「別れの朝(1983)」のペール・ラーベンが担当。出演は「家族生活」のサミー・フレー、「ラ・パロマ」のイングリッド・カーフェン、「ガーターベルトの夜」のアリエル・ドンバール、「ZOO」のアンドレア・フェレオル、「ハイヒール」のマリサ・パレデス、「恋愛小説ができるまで」のモーリス・ガレル、「チャーリー」のジェラルディン・チャップリン、フェデリコ・フェリーニ監督の妹でアマチュア劇団出身のマリア・マッダレーナ・フェリーニ、故ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品の常連出身者で、近年はアメリカでB級映画監督として活躍するウリ・ロンメルなど。また主人公ヴァランタン少年を演じるカルロス・デヴェーザは、本作が撮影されたポルトガルのホテルのある村でシュミットにスカウトされた。
ネット上の声
- 懐かしの芸、去っていった人々…
- 『デジャヴュ』ほど濃密に現在と過去が入り混じることもなく、ノスタルジーに止まって
- 前作、デ・ジャ・ヴュが良かったから張り切って前売り買って観に行ったけど、最後まで
- フェリーニの様なノスタルジーたっぷりの 幼年時代にすごしたホテルでの エピソード
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国スイス,ドイツ,フランス
- 時間95分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演サミー・フレイ