20世紀初頭、ロシアの田園。かつての恋人との再会が、理想を失った男の心に火をつける、チェーホフ原作の群像劇。
帝政末期のロシア、ある夏の日の田舎の邸宅。未亡人の将軍夫人に招かれた客たちの中に、教師ミハイルの姿。彼はかつて天才と謳われながらも、今では平凡な日常に埋没。そのパーティーで、彼は初恋の相手ソフィヤと7年ぶりに再会する。美しく知的な人妻となった彼女の姿は、ミハイルが忘れていた若き日の情熱と理想を鮮やかに蘇らせる。過去の夢と現在の現実との間で引き裂かれる人々の葛藤。自動ピアノが奏でる物悲しいメロディに乗せて描かれる、人生のほろ苦さと愛おしさ。
ネット上の声
- 日本のタイトルと監督に惹かれて観ました
- 機械じかけのピアノのための未完成の戯曲
- ニキータ・ミハルコフ監督の初期作
- 喜劇と悲劇の分かれ目は
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ソ連
- 時間102分
- 監督ニキータ・ミハルコフ
- 主演アントニーナ・シュラーノワ