若きヴァイオリニストの愛と野心。巨匠イングマール・ベルイマンが描く、芸術と人生の狭間で揺れる魂の物語。
スウェーデンの地方都市にあるオーケストラ。若く才能あるヴァイオリニストのスティグが、ここで新たな一歩を踏み出す。彼はそこでマルタと恋に落ちるが、二人の前にはオーケストラの天才的指揮者センデルビーの巨大な影。スティグは、尊敬と嫉妬の念を抱きながら、彼の圧倒的な才能とカリスマ性に翻弄されていく。芸術への野心と、愛する人との幸福。二つの間で引き裂かれる青年の葛藤と苦悩。巨匠ベルイマンが、若き日の芸術家の魂の彷徨を、クラシック音楽の調べに乗せて描き出す、痛切な青春ドラマ。
ネット上の声
- あるオーケストラのバイオリニストが練習中に一本の電話を受け、ある女性の死を告げら
- イングマール・ベルイマン監督が亡くなって今日でちょうど9年
- 主人公のバイオリニストが、妻の死の知らせを受ける冒頭
- ベルイマン作品でいちばん好きかもしれない
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国スウェーデン
- 時間101分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演マイ・ブリット・ニルソン