1940年代、ブラジルの乾いた大地を彷徨う貧しい一家。希望を求め歩き続ける、魂のロードムービー。
舞台は1940年代、ブラジルの灼熱の太陽が照りつける不毛の大地「セルタ」。日雇い労働者のファビアーノは、妻、二人の息子、そして愛犬と共に、終わりなき干ばつから逃れるための旅の途中。わずかな家財を手に、飲み水さえ尽きかけた極限状態。彼らの目的はただ一つ、生きること。しかし、行く先々で待ち受けるのは、過酷な自然と非情な社会。搾取され、尊厳を奪われながらも、家族はささやかな幸福の夢を諦めない。果たして、彼らに安住の地は見つかるのか。ブラジル映画史に輝く、魂の叙事詩。
ネット上の声
- 既にナミブ砂漠ばりに乾いた人生、いや余生を生きる身としてなんとなく観なくてはと謎
- ブラジル東北部の荒野で難民化した一家が、干魃と搾取の狭間でどんどん“乾いていく”
- 冒頭、オウムの鳴き声が響き続けている中で、母が突如オウムを素手で捕らえ焼き鳥にす
- 太陽が疎とましい
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国ブラジル
- 時間105分
- 監督ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス
- 主演アッチラ・イオリオ