シェイクスピアの悲劇が、現代フィンランドの企業社会で蘇る。父の復讐を誓う御曹司の、冷徹で不器用なノワール劇。
舞台は、冷たい空気が漂う現代フィンランドのヘルシンキ。巨大企業の経営者だった父が急死し、息子のハムレットが会社の株を相続する。しかし、会社の実権は父の弟である叔父クラウスの手に。父の死に不審を抱くハムレットは、やがて叔父が父を殺害したという衝撃の事実を知る。復讐を誓うハムレットだが、その計画はどこか滑稽で不器用。愛するオフェリアとの関係も破綻し、彼は孤独な闘いへと突き進む。異色の復讐譚。
ネット上の声
- まぁ何と申し上げましょうか、なんとも申し上げにくい映画でございます
- 「俺の親父が本当はどうやって死んだか、お前知ってるか?」
- アキ・カウリスマキがハムレットを会社役員風にアレンジ
- シェイクスピアの「ハムレット」のカウリスマキ版
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1987年
- 製作国フィンランド
- 時間86分
- 監督アキ・カウリスマキ
- 主演ピルッカ=ペッカ・ペテリウス