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火山島に囚われた看護師。言葉も通じぬ異郷で、彼女は意識不明の男の過去と島の魂に触れていく。
リスボンで働く看護師マリアナ。彼女は、昏睡状態に陥った移民労働者レアオンを、彼の故郷であるカーボベルデ諸島のフォゴ島へ送り届ける。しかし、島に着いた途端、帰りの術を失い、彼女は島に閉じ込められてしまう。荒涼とした溶岩台地、貧しくも誇り高く生きる島民たち。マリアナはレアオンの過去を探りながら、この土地の持つ根源的な力と対峙していく。現実と神話が混じり合う地で、自己を見失い、そして再生する魂の記録。
ネット上の声
- さまよう女たち
- かねてより、いつかアフリカの大地で野垂れ死にたいとか考えていたから、このフィルム
- ペドロ・コスタ監督作品…初期3部作の2作目…
- 熱病にうなされるような映像体験
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ポルトガル,フランス,ドイツ
- 時間110分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演イネス・メディロス
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芸術の本当の意味を追及するため、地下鉄の構内に身を置き演奏活動をするヴァイオリニストの姿を描く作品。音楽評論家としても著名なアンドレ・オディールの『Musikant』の映画化。世界的なヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルが演奏と音楽監修を担当、バッハの『シャコンヌ』を始め、ベートーベンの『ヴァイオリン協奏曲』『クロイツエル』などクラシックの数々を奏でる。監督はこれが初監督作となるシャルリー・ヴァン・ダム、製作は「シラノ・ド・ベルジュラック」のルネ・クレトマン、エクゼクティヴ・プロデューサーはベルナール・ブイックス、脚本はヴァン・ダムと「ギターはもう聞こえない」のジャン・フランソワ・ゴイエ、台詞は「夜のめぐり逢い」のフランソワ・デュペイロン、撮影は「トト・ザ・ヒーロー」のワルテル・ヴァンデン・エンデ、録音はジャン・ピエール・デュレ、編集はエマニュエル・カストロ、美術はカルロス・コンティとジャック・モロン、衣装はブリジット・フォール・ペルディグがそれぞれ担当。出演は「流血の絆」のリシャール・ベリ、「彼女たちの舞台」のイネス・ディ・メディロス、「五月のミル」のフランソワ・ベルレアンなど。
ネット上の声
- 心震わせる音の連なり
- DVD熱望!!
- 鑑賞後 思わずCD買った
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国フランス,ベルギー,ドイツ
- 時間94分
- 監督シャルリー・ヴァン・ダム
- 主演リシャール・ベリ
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父が消えた日、兄弟の日常は崩壊する。ポルトガルの片田舎を舞台に描く、秘密と喪失を巡る幻想的な物語。
ポルトガルの静かな村。父が謎の失踪を遂げ、17歳の兄ヴィセンテと10歳の弟ニノは二人きりに。父の不在を隠し、日常を守ろうと誓う兄弟。しかし、父の秘密を知る叔父や謎の男たちが彼らの前に現れ、平穏は脅かされていく。現実と幻想が交錯するモノクロームの映像美。失われた家族の絆と、大人にならざるを得ない少年の葛藤。観る者を深い闇へと誘う衝撃のデビュー作。
ネット上の声
- 父の喪失とさまよう兄弟
- PV、モノクロ映画考えてる人必見。
- キスしそうキスしそうっ…!→画面中央下から少女の顔がぴょこっとフレームインして祭
- 映像詩としての力強さと、説明を拒む構造が、コスタという作家の本質を鋭く届けてくれ
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ポルトガル
- 時間95分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ペドロ・エストネス
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ネット上の声
- 観るのに骨が折れる。
- 貧困の中の女たち
- 最後、ガスレンジの火はついています
- 日常性の中にある背後のドラマ
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国ポルトガル,フランス,デンマーク
- 時間94分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴァンダ・ドゥアルテ