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吹き荒れる風が心を蝕む。アメリカ西部の荒野に独り、狂気と孤独に立ち向かう女のサイレント叙事詩。
19世紀、アメリカ西部。緑豊かなヴァージニアから、いとこを頼ってテキサスの荒野にやって来た無垢な女性レティ。しかし彼女を待っていたのは、絶え間なく吹き荒れる風と、よそ者を拒絶する厳しい現実。嫉妬深い義姉にいびられ、粗野な男たちに言い寄られる日々。唯一の心の支えさえ失い、彼女は次第に孤独と狂気の淵へ。やがて、運命を揺るがす一夜の出来事が。自然の猛威と人間の孤独を描き切った、サイレント映画の金字塔。
ネット上の声
- 冒頭からリリアン・ギッシュに一目惚れしたジジイが夜風の如く(?)彼女に近づき手を
- これが噂の…はぁ〜なんとも興味深い!
- メロドラマ×西部劇×ホラーの傑作
- 執拗&強烈な“風”の描写!
ヒューマンドラマ
- 製作年1928年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督ヴィクトル・シェストレム
- 主演リリアン・ギッシュ
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二人の親友、その間に立つ一人の妖艶な女。固い友情を引き裂く、情熱と裏切りのトライアングル・ラブストーリー。
帝政時代のドイツ。幼い頃から兄弟のように育った貴族のレオとウルリッヒ。固い友情で結ばれた二人だったが、ある舞踏会で妖艶な伯爵夫人フェリシタスと出会ったことで、その運命は大きく狂い始める。レオは彼女と激しい恋に落ち、夫との決闘の末に殺害。その罰としてアフリカへ送られる。数年後、帰国したレオを待っていたのは、親友ウルリッヒとフェリシタスが結婚したという残酷な現実。愛と友情の間で引き裂かれる男たち。すべてを操る悪魔のような女。三人の関係は、やがて悲劇的な結末へと突き進む。
ネット上の声
- グレタ・ガルボの大出世作となったサスペンス・メロドラマ
- 誘惑という言葉が浮ぶラブシーン
- グレタ・ガルボの美しさ
- シュミッツ(友情の)島
ヒューマンドラマ
- 製作年1926年
- 製作国アメリカ
- 時間90分
- 監督クラレンス・ブラウン
- 主演グレタ・ガルボ
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ナサニエル・ホーソンの代表的名作小説を映画化したもので、フランセス・マリオン女史が脚色し、「殴られる彼奴」「男の名を言え」等と同じくヴィクトル・シエストレム氏が監督した。主役は「ロモラ」「ホワイト・シスター(1923)」等主演のリリアン・ギッシュ嬢と「呪いの絆」「運命の焔」等出演のラルス・ハンソン氏が演じ、ヘンリイ・ウォルソール氏、マウセル・コルデエ嬢、カール・デーン氏及びジョイス・ゴード嬢が助演している。
ネット上の声
- 真紅の文字、その色はきっと分からないんだろうなあモノクロだし
- 文芸映画の例にもれず、原作の冗長的な奥深さを排し、表層的なメロドラマとして語るに
- サイレント映画だからこそ表情だけで感情に訴えかける演技、キリスト教における姦通の
- ピアノ演奏による特別上映を鑑賞。何より作品の質の高さにびっくり。表...
ヒューマンドラマ
- 製作年1926年
- 製作国アメリカ
- 時間90分
- 監督ヴィクトル・シェストレム
- 主演リリアン・ギッシュ
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革命の炎が燃え盛るアイルランド。友情と愛、そして裏切りが交錯する、一人の男の魂の叫びを描くサイレント映画の傑作。
1920年代、独立闘争に揺れるアイルランドのダブリン。革命組織を追放された大男ジッポ・ノーラン。彼は恋人との新生活を夢見るあまり、懸賞金20ポンドのために親友を警察に密告。手にした金は、彼の心に安らぎではなく、仲間からの疑念と罪悪感という重荷を背負わせる。疑いの目から逃れるため、酒場で金を浪費し、必死に嘘を重ねるジッポ。裏切りがもたらす心の闇と、徐々に狭まる包囲網。男の悲劇的な一夜の逃避行。
- 製作年1929年
- 製作国イギリス
- 時間---分
- 監督アルトゥール・ロビソン
- 主演リア・デ・プッティ
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「アスファルト」「ヴァリエテ」と同じくエリッヒ・ポマー氏指揮になった作品でドイツ新進作家レオンハルト・フランク氏の原作舞台戯曲『カールとアンナ』に材を取りフレッド・マヨ氏とフリッツ・ヴェンドハウゼン氏が脚色し「アスファルト」「ヴェリタス」のヨーエ・マイ氏が監督したものである。俳優としては「真紅の文字」「肉体と悪魔」のラルス・ハンソン氏、「アスファルト」「メトロポリス」のグスタフ・フレーリッヒ氏、「ハンガリア狂想曲」のディタ・パルロ嬢が主演している。カメラは「アスファルト」のギュンター・リッタウ氏が担任。(無声)
ヒューマンドラマ
- 製作年1928年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督ヨーエ・マイ
- 主演ラース・ハンソン