ベルリンの片隅で生きる男が夢見たアメリカンドリーム。しかし、希望の地で彼を待っていたのは、あまりにも奇妙で残酷な現実。
1970年代、西ベルリン。刑務所から出所したばかりのしがない大道芸人ブルーノ・シュトロツェク。娼婦のエーファ、風変わりな老人のショイツと共に、彼は新天地アメリカへの移住を決意。ウィスコンシン州の田舎町で手に入れたトレーラーハウスでの新生活。しかし、言葉の壁、文化の違い、そして容赦ない資本主義の論理が彼らを追い詰めていく。夢と現実の狭間で狂気に蝕まれていく男の、哀しくも滑稽な旅路の果て。
ネット上の声
- ヘルツォーク監督と主演ブルーノ・Sのコンビが最高。アメリカンドリームの虚しさを痛烈に描いてる。希望を求めて渡米したのに、待っていたのは更なる絶望…。ラストの踊る鶏のシーンはあまりにも有名だけど、本当に頭から離れない。
- 不思議な旅っていうタイトルに惹かれたけど、全然不思議じゃなくてただただ辛い話だった。救いがなさすぎて見ててしんどくなったかな…。
- なんだか、すごく切なかった。
- イアン・カーティスが最後に観た映画と聞いて鑑賞。ジョイ・ディヴィジョンの音楽が持つ絶望感と通じるものがあった。なるほどな、と。
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ドイツ
- 時間110分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ブルーノ・S