裕福なブルジョア青年を襲う、マルクス主義への傾倒と叔母との禁断の恋。魂の葛藤の物語。
舞台は1960年代初頭のイタリア、パルマ。裕福な家庭に育った青年ファブリツィオ。彼はマルクス主義に心酔し、ブルジョア的価値観からの脱却を渇望する。そんな彼の前に現れた、若く美しい叔母ジーナ。彼女との倒錯的で情熱的な関係は、彼の思想と日常を激しく揺さぶる。理想と現実、愛と背徳の間で引き裂かれる魂。親友の突然の死をきっかけに、彼は自らの生き方を問われる重大な決断を迫られる。革命を夢見た青年の、痛々しくも美しい青春の終わり。
ネット上の声
- デビュー作が私はイマイチだったので、期待しないで観進めたら、これは全然違ってまし
- 『革命前夜を生きなかった者は、生きることがいかに甘美かを理解できない…』
- 本作はベルトルッチの2作目として、1963年から64年にかけて製作された
- ベルトルッチが22歳の時に撮った自伝的作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国イタリア
- 時間112分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演フランチェスコ・バリッリ