舞台はポルトガルのとある階段通りに面した古びたアパート。靴屋を営む老人、会計士とその若く美しい妻、謎を秘めた老女。そこに暮らす人々の何気ない日常を、カメラは静かに映し出す。大きな事件は起こらない。ただ、窓辺から通りを眺め、階段ですれ違い、短い言葉を交わすだけ。しかし、その断片的な光景から、彼らが抱える孤独、秘めた情熱、そして人生の黄昏が滲み出る。繰り返される日々の営みの中に、人生の真実が垣間見える瞬間。
ネット上の声
- 階段のある街の中には全てがある
- 底辺然とした人々が多かったりしょうもない展開が続いたりするのに、フェリーニの懐古
- ファドとギターとバレエで彩られたリスボンの階段通りで暮らす貧困層の人々を描いた群
- こういう物語全体が地味で動きの無い映画を見ることが今までほとんどなかった状態でこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間96分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ルイス・ミゲル・シントラ