古代悲劇「メディア」を演じる女優。我が子を殺した実在の女。二人の女の魂が交錯する時、舞台と現実の境界線が崩壊する。
ギリシャを舞台に、古代悲劇「メディア」の主役を演じることになった大女優マヤ。役作りのため、彼女は夫に裏切られ我が子を殺した罪で服役中のアメリカ人女性ブレンダと面会を重ねる。当初は役の参考として冷徹に彼女を観察していたマヤ。しかし、神話の中の女の激情と、現実の女の絶望的な苦しみが共鳴し合ううちに、マヤ自身の心の奥底に眠る闇が呼び覚まされていく。芸術とは何か、女の情念とは何か。二人の魂の邂逅が、虚構と現実の境界を曖昧にし、観る者を戦慄のクライマックスへと導く心理ドラマ。
ネット上の声
- 女の情熱、男の恐怖
- 老舗の底力!
- ☆☆☆☆★★
- 舞台『メディア』で主演をつとめる女優マヤが、役作りの参考のために作品内でのメディ
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ギリシャ,アメリカ
- 時間106分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演メリナ・メルクーリ