19世紀ロシア、寝椅子から世界を眺める無気力な貴族。愛が彼を動かすのか、それとも怠惰が彼を蝕むのか。究極の"何もしない"人生の物語。
舞台は19世紀半ばのロシア。地主貴族イリヤ・イリイチ・オブローモフは、サンクトペテルブルクのアパートで寝転がったまま、ほとんどの時間を過ごす男。来客があっても起き上がらず、山積みの問題からも目を背ける日々。彼の生活は、まさに「オブローモフ気質」そのもの。そんな彼の前に、活動的な親友シュトルツと、聡明で美しい女性オリガが現れる。オリガの愛は、オブローモフを怠惰な夢の世界から現実へと引き戻すことができるのか。それとも、彼の根深い無気力は、訪れた変化の兆しさえも飲み込んでしまうのか。一人の男の内面とロシア社会を鋭く描く、究極の人間ドラマ。
ネット上の声
- 引きこもりダメニートな貴族、オブローモフの生涯を描いたロシア映画
- みんなオブローモフになりたいんだけれど
- そろそろリラの花が咲きはじめる季節ということで…これは原作が良すぎた、しょうがな
- わたしも同行者も終わった途端の第一声が「なんか自分自身を見てるみたいだった…」で
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国ソ連
- 時間140分
- 監督ニキータ・ミハルコフ
- 主演オレーグ・タバコフ