夫と愛人、二人の男の間で揺れる人妻。ゴダールが描く、広告と現実に引き裂かれる現代女性の断片的な肖像。
1960年代、消費社会が花開くパリ。裕福なパイロットの夫を持つ若き人妻シャルロットは、俳優の愛人ロベールとの情事にも溺れる日々を送っていた。そんな中、彼女の妊娠が発覚。父親は夫か、それとも愛人か。答えの出ない問いを抱え、彼女は雑誌や広告が映し出す虚構の「幸福な女性像」と、自らの身体という生々しい現実の間を彷徨う。断片的な会話とスタイリッシュなモノクロームの映像が映し出す、一人の女性の内的宇宙。彼女が下す決断とは。
ネット上の声
- タッチするセックス
- 久々の「ゴダールの未見作品(しかも小難しくなる前の)」、そして心から敬愛するミシ
- <現在>に生きる生き物
- 女と男のいる鋪道での老人との対話のようなシーンが何度か出てきて、そこは良かったん
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演マーシャ・メリル