1936年、大阪。家族のために身を捧げた女性が、社会と家族から見捨てられる。近代日本の矛盾を突く衝撃作。
舞台は1936年の商都・大阪。電話交換手として働く若い女性、村上アヤ子。彼女は、学費に困る兄と、借金を抱える父という、どうしようもない家族の金銭問題の解決。そのために、勤務先の社長の愛人になるという苦渋の決断。しかし、彼女の自己犠牲は家族に理解されず、金銭問題が解決すると、アヤ子は「不良娘」の烙印を押され、家から追放。男社会の身勝手さと家族のエゴイズムに翻弄され、一人きりになった彼女が最後に放つ痛烈な一言。
ネット上の声
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- 祇園の姉妹と似てる 山田五十鈴貫禄あるが19歳とは 関西弁でコミカ...
- 「祇園の姉妹」と並ぶ溝口映画の双璧‼️
- 社長と株屋、キャラかぶりすぎ。区別が…
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督溝口健二
- 主演山田五十鈴